今年も残すところわずかとなりました。
大晦日の夜、除夜の鐘を聴きながら、「今年はどんな年だったかな」と振り返ってみることも素敵ですが、一歩進んで「来年の今頃の自分」を先取りしてイメージしてみましょう。
未来の喜びや成功を前もって祝う
古来から、日本には「予祝」という前祝いの文化があります。
秋の豊作を前もって祈って桜の開花を喜びながらお花見をするように、まだ起きていない幸せな未来を、すでに叶ったこととして先に喜んでしまうことで、前向きな気持ちや行動を引き寄せることができます。
大晦日の静かな夜に、良い自己イメージを持つことができるよう次の2つのステップに取り組み、理想の1年を引き寄せるための準備を整えましょう。
2つの実践ステップ
特別な道具は必要ありません。
一人で静かに、あるいは家族や友人とリラックスした雰囲気で行いましょう。
1.完了形で未来の日記を書く
1年後の自分になりきって、2026年12月31日の日記を書いてみましょう。
ポイントは、「~したい」ではなく、「~になった」「~を達成できた」という完了形で記入するようにします。
記入例
●やりたかったプロジェクトが成功して、最高のチームと打ち上げをすることができた。
●毎日健康で元気に過ごすことができ、自分を好きになれた1年だった。
●ずっと行きたかった場所に、家族みんなで旅行に行くことができた。
など
2.先取りして喜びを味わう
このワークで最も大切なことは、その文章を書いているときの気持ちです。
願いごとが叶ったときの高揚感、達成感、充実感、周囲への感謝の気持ちを、記入しているときに成功をイメージしながら味わってみてください。
脳は現実とイメージを区別できないため、この前向きな気持ちは、実現すべき現実だとして認識します。
まとめ
不安や焦りではなく、満たされた気持ちで新年の一歩を踏み出すために、今年最後の日に未来の喜びや成功を前もってお祝しておきましょう。
あなたにとって、来る新年が最高の一年になりますように。
「来る新年を、どんな一年にできたら最高ですか?」
